Twitterユーザーのみなさん、あなたは今朝起きてから今までにどのようなことをつぶやいただろうか。昨日はどんなツイートをしていただろう。さらに1週間前、1カ月前はどうだろうか。過去の履歴をたどってみると、なにげなくつぶやいていた内容のなかに自分でも気付いていない傾向が見つかるかもしれない。
Twitter上のつぶやきを分析した最新の研究によると、一日にみられる気分や感情の変化には一定の傾向があることが判明したそうだ。しかも、その傾向は国境を越えて多くの人々に共通しているという。
米コーネル大学のマーシー教授らは、2年の歳月をかけて世界84カ国、240万人におよぶTwitterユーザーの実際の投稿をもとに、人間の気分や感情の流れを研究した。コンピュータが無数のつぶやきの中から感情を表す言葉のみをはじき出し、肯定的な意味の単語と否定的な意味の単語にそれぞれを自動的にグループ分けする。それらが一日のうち、どの時間帯にどれくらいツイートされるのかを分析したのだ。
その結果、一日のなかでポジティブな感情を表す単語が最も多くつぶやかれたのは朝であった。その数は時間の経過と共に減少していき、逆に日中はネガティブな感情を表す単語量が増加する傾向があったという。そして午後6時ごろになると、再度ポジティブな単語が増えていくものの朝ほどには及ばず、ネガティブな単語のほうが多いまま一日が終了していることがわかったそうだ。
教授によると、「人が一日のうち、最も良い気分でいられるのは朝のようです。その後、仕事などでの活動が始まるとともにストレスが影響して気分はマイナスの方向に向かいます。そして、午後6時ごろにもう一度ポジティブな気分になるのは、仕事などから解放される時間帯だからだと考えられます」とのこと。
また、週単位だと平日よりも週末に、季節単位では冬よりも夏にポジティブな単語がより多くつぶやかれていることが判明した。さらに、文化や地理的要素などは異なっているにもかかわらず、どこの国や地域のユーザーでも同じような傾向がみられたという。
もう一度、あなたの過去のツイートを確認してみてほしい。あなたのつぶやき傾向はこの研究結果に当てはまっているだろうか。
参照元:The Telegraph、io9(英文)
イメージ画像:ロケットニュース24

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